Unity6.2には、AIとのチャットや画像生成などが可能な新機能「Unity AI Beta」が含まれ、ベータ版期間中は無料で使用することが出来ます。
この記事では、Unity AI Betaの導入方法と、その機能である「Assistant」・「Generators」の基本的な使い方を分かりやすく解説します。
Unity AIとは、Unity公式が提供するゲーム開発向けのAIツールのことで、以下の3つのツールを提供しています。
・Assistant:コードの作成、トラブルシューティング、タスクの自動化
・Generators:スプライト、テクスチャ、マテリアル、サウンド、およびアニメーションの生成
・Inference Engine:トレーニング済みの機械学習(ML)モデルをエンドユーザーデバイス上で、またはUnityエディターで直接統合して実行できるようにする
2025年8月21日現在、Unity AIはUnity AI Betaというベータ版として提供されており、ベータ版期間中は無料でUnity Pointsを入手できます。
※Unity AIの機能はUnity Pointsというポイントを消費することで使用することが出来ます。
まずUnity6.2をUnity Hubからインストールし、プロジェクトを開きます。
エディターが起動すると、メニューバーにAIの文字があるのでクリックし、
Agree And install Unity AIをクリックします。
無事にインストールが完了すると、すぐにUnity AIを使うことが出来ます。
もう一度メニューバーのAIの文字をクリックすると下のような画面が表示されます。
一番上の249.7k Pointsというのが利用可能なUnity Pointsです。Unity AI機能を使用するとポイントが消費されます。
Open Assistantを選択すると、Assistantを起動することが出来ます。
またGenerate Newを選択すると、サウンドやテクスチャを生成することが出来ます。
Assistantは、Unityエディターに統合されたAIツールで、タスクの自動化、コードの生成だけでなく、プロジェクト固有の情報へのアクセスも可能です。
Assistantには以下の3つの操作モードがあります。
・/ask モード:プロジェクトファイルを変更せずに、回答を提供・ドキュメントの参照・プロジェクト固有の詳細を取得することが可能
・/run モード:Unityエディターで直接変更を実行できる機能スクリプトを生成することで、反復的なタスクを自動化することが可能
・/code モード: Unity APIと対話するカスタマイズ可能なC#コードスニペットを生成してレビューすることが可能
Unity Assistantを開くと以下の画面のようなチャット画面が表示されます。
ここにAIに対するプロンプトを入力することでAssistantを動かすことが出来ます。
試しにCubeを生成して円形に配置するように頼んでみましょう。
チャットの入力欄に、「/run Cubeをいくつか生成して、それらを円形に配置して」と入力し送信します。
下の画像のようにRunボタンが表示されるはずので、クリックします。
問題なく動作したら、シーン上にCubeが円形に配置されていることが確認できます。
Generatorsは、テキスト入力からテクスチャ、サウンドなどのアセットを作成、変更、最適化することが可能です。
Generatorsには以下の5つの種類があります。
・Sprite Generator:テキストベースのプロンプトと参照画像に基づいて高品質の2Dスプライトを作成
・Texture2D Generator:テキストベースのプロンプトと参照画像に基づいて高品質の2Dアセットを作成
・Sound Generator: テキストからサウンドを生成するモデル、または参照オーディオクリップからカスタムオーディオクリップを作成
・Animation Generator: テキストまたはビデオの入力から直接アニメーションクリップを作成
・Material Generator: テキストベースのプロンプトと参照画像に基づいて、3Dオブジェクト用のリアルなマテリアルを作成
試しにテクスチャを生成してみましょう。
AI→Generate New→Textureを選択すると、AssetsフォルダにTexture 2Dが生成され、下のような画面が表示されます。
No model selectedの右側にある「Change」をクリックすると、画像生成に使うAIのモデルを選択することが出来るので、任意のモデルを選択します。
(ここではGPT Image 1 - Mediumを選択しました。)
Promptに出力したい画像の説明を入力します。ここでは例として「small strawberry」と入力しました。
その後、Generateをクリックすると画像の生成が始まります。生成が終わり、下の画像のようなイチゴの画像が生成されていれば成功です。